巨大なお墓大仙陵古墳

日本一有名なお墓と言えば、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)ではないでしょうか。

これは現在の大阪堺市大仙市にあり、5世紀前期〜中期に造られた日本最大の前方後円墳です。

全長486m、高さ35mの大きさは世界的に見ても、最大級と言えます。

その巨大古墳に埋葬されているのは、仁徳天皇とされてきましたが、築造順と現存する記録とに矛盾が生じていることから、仁徳天皇陵と定める根拠も天皇家の墓である根拠もないと言われ、近頃では大仙陵古墳と呼ばれるようになりました。

尚、大仙陵古墳の「陵」という字には「天皇、皇后の墓」という意味がありますから、この新しい呼び名も今後新しい発見があれば変わっていくかもしれません。

明治時代になってから、埋葬施設の露出が起ったため、急遽発掘がおこなわれ、石棺等が発掘されましたが、その時の詳細な記録は、関東大震災により失われ、多くは現存していません。

堺市では、この大仙陵古墳を含む市内の古墳群をユネスコの世界遺産に登録する計画があるようです。

しかし、学術的には大仙陵古墳と名前を改めて呼ばれるようになったこの古墳も、宮内庁の管轄の下では、今でも仁徳天皇陵とされており、同時に皇室財産でもあります。

その皇室財産である古墳を文化財扱いすることの抵抗感から、世界遺産への登録に反対する声も聞かれます。

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